目標が投資を制す!株の利回りの求め方と具体的な数値目標を解説

この記事を読めば、次のことが分かります

利回りの求め方

・株の利回りの中心は配当利回り

・株の利回りの具体的な目標数値

 

 

勉強や仕事と同じで、投資にも必ず目標が必要です。

何の目標も持たずに投資を始めると、高確率で失敗してしまうからです。

そこで、目標を決めるための1つの目安となるのが、利回りです。

利回り目標を明確にすることで、投資の成功率を高めてくれます。

 

今回は、利回りの求め方や具体的な目標数値について解説していきます。

それでは、解説していきます。

 

 

株の利回りは3つの利益で決まる

株 利回り
株 利回り

 

 

株はもちろんですが、FXやマンション投資など、今ではさまざまな投資がおこなわれています。

そして、どんな投資をするにしても、利益の目安として、利回りを活用します。

なぜならば、利回りを活用すれば、年間おおよそ、どの程度の利益を出せるのか、想定することができるからです。

 

利回りの計算式は、次の通りです。

利回り(%)=年間想定利益総額÷投資総額×100

 

 

例えば、100万円を投資して、年間3万円の利益が出るのであれば、利回りは3%となります。

利回りの計算は、計算式を使えば、誰でも簡単にできます。

ただし、年間想定利益総額は、投資方法によって利益の出る仕組みは異なりますので、別途計算が必要です。

それではここで、株式投資の主な利益について見ておきます。

 

主な利益は次の3つです。

・キャピタルゲイン

・配当金

・株主優待

 

それぞれ、計算方法も含め、詳しく説明していきます。

 

キャピタルゲイン

キャピタルゲインとは、株の売買差益によって、生じる利益のことです。

 

もう少し分かりやすいよう、具体的な数字で説明します。

例えば1株100円で購入した株を、150円で売却した場合、その差額50円がキャピタルゲインとなります。

もちろん、株価は値下がりする可能性もありますので、キャピタルゲインは、マイナスになることもあります(キャピタルロス)。

 

キャピタルゲインの計算式は、次の通りです。

キャピタルゲイン(円)=(売却時株価×株数)-(購入時株価×株数)

 

 

実際は、証券会社の取引画面を見れば、計算しなくても、キャピタルゲインは分かると思います。

株式を売却する際には、キャピタルゲインを確認してください。

 

配当金

配当金とは、企業ごとに決められた期日に株を所有している人に支払われる、お金です。

 

株の所有期間に応じて、支払われるわけではなく、企業ごとに定められた期日の、3営業日前までに、株を所有していれば、受け取ることができるのが、配当金の特徴です。

それだけ聞くと、配当金がもらえる直前に株を購入して、もらえたらすぐに売却を繰り返せば、配当金だけをもらい続けることができる、と思われるかもしれません。

 

しかし、考えることは皆同じで、一般的に配当金がもらえる直前は株価が値上がりし、その後、下落します。

結果的に、もらえる配当金より、株価の下落によるマイナス(キャピタルロス)の方が、大きくなります。

確実にもうかる投資はない、ということです。

 

配当金の計算式は、次の通りです。

配当金(円)=1株あたりの年間配当金×所有株数

 

 

 

配当金に関しては、各企業が、予想配当を公表していますので、そちらを確認すれば、すぐに計算が可能です。

ただし、状況に応じて、増減はありますので、ご注意ください。

 

株主優待

株主優待とは、企業ごとに用意された、株主への特典です。

 

主に、その企業の商品やサービスを受けられることが多いです。

株主優待も、配当金と同じで、企業ごとに定められた期日の3営業日前までに、株を所有していることが、受け取る条件となります。

 

ただし、配当金は1株につき○○円となりますが、株主優待は違います。

一定の持ち株数に応じて、配布されるのが一般的です。

例えば、ケンタッキーフライドチキンでおなじみの、日本KFCホールディングス株式会社は、ケンタッキーやピザハットで使える食事券をもらえます。

金額は100株で500円分、300株で1500円分、1000株以上は一律で5000円分となっています。

 

よって、株主優待を計算する方法はありません。

例えば、1000円分の商品券を受け取ったのであれば、利益は1000円、3000円分の食事券を受け取ったのであれば、利益は3000円、と単純に受け取った商品やサービスの価値を利益と考えてください。

 

利益が出れば税金が発生することに注意

それぞれの利益について、算出方法を確認していきましたが、実は、それが全て利益になるわけでは、ありません。

 

というのも、利益が出れば、必ず税金が発生します。

その税率は、20.315%となります。

よって、利回りは税引き後の金額で計算する必要があります。

 

例えば、100万円の投資に対して、3万円の利益が出た場合、表面上の利回りは3%となりますが、実際には3万円×20.315%=6945円が税金として、徴収されます。

これを考慮すると、利回りは、23055円÷100万円×100=2.3%となります。

計算する際は、注意してください。

 

 

株の利回りは配当利回りを中心に考えよう

 

東証一部の株の平均利回りは7%程度と言われています。

 

ただし、この数字はキャピタルゲインも含めた総合的な数値です。

キャピタルゲインは、先ほども説明した通り、不確定要素の多い利益であり、状況によっては、マイナスになる可能性もあります。

実際、個人投資家の8割が、利回りはマイナスになっていると、言われています。

 

「8割の人が負けているのに、平均利回りは7%もあるの?」と思ってしまうかもしれませんが、2割の個人投資家が、大きな利益を出すことで、平均を押し上げている、ということです。

これではキャピタルゲインを含めた、正確な利回りを予測することはほぼ不可能です。

 

そこで、投資家や企業によっては、配当利回りを元に、利回りを算出します。

配当利回りとは、文字通り、配当金のみを考慮した、利回りです。

 

東証一部の配当利回りは、平均2%程度と言われています。

先ほど東証一部の利回りは7%程度と紹介しました。

それと比べると、大幅に下がってしまいますが、これが現実です。

 

配当利回りの計算式は、次の通りです。

配当利回り(%)=1株あたりの年間配当金÷株価×100

 

 

中には、株主優待も配当利回りと併せて、利益を計算する人もいます。

株主優待も、基本的には配当金と同じで、株主に配布されますので、併せることは、問題ありません。

 

ただし、株主優待は全ての銘柄にあるとは限りません。

先ほども説明した通り、所有している株式が全て、対象とならない場合もあります。

そうなると、計算式が少し複雑になりますので、ここでは、株主優待の利回りは考えないものとします。

 

 

株の配当利回りは高ければ良いというわけではない

 

 

ときどき、配当利回りが、平均を大幅に上回る銘柄が売られていることがあります。

それを見ると、つい購入を検討したくなると思います。

しかし、よく考えて見てください。

 

そもそも利回りが高い銘柄をなぜ売りに出すのでしょうか?

毎年多くの配当金がもらえる株ならば、絶対に手放したくはないはずです。

 

つまり、高い配当金がもらえるにもかかわらず、売りにだされているということは、その企業の業績が、悪化している可能性が高いです。

高い配当利回りの株を発見した場合、それは罠だと考え、まずは、その企業の株価チャートや業績を、よく確認するようにしてください。

 

配当利回り5%以上は要注意

具体的な数字を言えば、配当利回りが5%を上回る株に関しては、注意が必要です。

 

「とりあえず買ってみて、後で業績が悪そうなら、売れば良いのでは?」と考えることもできますが、それは危険です。

株は、一度購入してしまえば、他に買い手がいない限り、売れません。

 

仮に、業績の悪化している、倒産寸前の企業の株であれば、誰も買ってくれないでしょう。

そうなれば、気づいた時には後の祭り、呪いの装備のように、持ち続けることになるのです。

それでも、配当金が支払われるのであれば、いいかもしれません。

 

しかし、業績が下がれば、配当金を払い続ける体力は必ずなくなります。

結果として、配当金も、もらえなくなり、株価だけが下がり続け、最悪倒産する、ということになります。

安易な考えで、利回りだけを見て、株を購入することは、絶対に避けてください。

 

まずは配当利回り3%を目標に

現実的には配当利回り3%くらいの株式に投資を始めてみてください。

 

3%と聞くと、少ないように感じますが、今は銀行に預けても、利回り0.01%以下が当たり前です。

考え方によっては、銀行に預けておくよりは300倍以上の利益が出るのです。

 

もちろん、ある程度投資を経験し、知識もついてくれば、キャピタルゲインも含めて、利回り7%~10%を目標にしても良いです。

ただし、10%を超える利回りを目標としてしまうと、投資というよりは、ギャンブル要素が強くなってしまう可能性がありますので、あまりオススメしません。

1%でも高い利回りを目指し、努力することが、投資成功の近道ですが、無理な投資は厳禁です。

 

まとめ

 

今回は、株の利回りの求め方や具体的な目標数値について解説していきました。

もう一度まとめると、

・株の利回りは3つの利益の合計から割り出すことができる。

・株の利回りは、配当利回りを元に算出されることが多い。

・投資を始める際は、配当利回り3%を最初の目標にする。

となります。

 

 

投資をおこなう以上、大きな利益を目標にしたくなるかもしれませんが、まずは堅実に利益を出すことが、大切です。

利回りをしっかり想定し、少しでも利益が多くなるような、株式投資をおこなってください。

 

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